静岡県焼津市D様邸|潮風でトタン外壁がボロボロのため、外壁と屋根を塗装
「港が近いから潮風で外壁が傷んでいて…」とのご依頼
こんにちは。現場管理桑畑です。
焼津市の港近くにお住まいのD様より、「外壁がボロボロなので直したい」とのご相談がありました。
現場に伺うと、長年の潮風の影響で、トタンの表面がサビてボロボロになっていました。
【施工前】外壁の色あせやサビ、塗装のはがれが顕著でした




D様邸外壁は、サビや塗装の剥がれが顕著でボロボロの状態でした。また、屋根も色あせ、窓サッシのシーリングも汚れが付着してヒビ割れていました。
外壁を丈夫なガルバリウム鋼板でカバーするパターンと塗装のみのパターン、両方お見積りを出させていただきました。
D様にご確認いただき、今回は塗装のみで良いとのこと。シーリング打ち替えと外壁・屋根塗装を行っていきます!
なぜ海沿いは金属外壁が劣化しやすいの?
海に近い地域では、空気中に塩分(塩化ナトリウム)が多く含まれているため、金属にはとても過酷な環境です。
潮風が建物の表面にあたると、細かい塩の粒がトタンに付着し、それが湿気と反応してサビを発生させます。
特に以下のような条件が重なると劣化が早まります。そのため、こまめにメンテナンスすることが重要です。
- 海からの風が直接当たる立地(南向き・西向きの外壁など)
- 雨がかかりやすく、塩が流れにくい構造
- 長年メンテナンスをしていない場合
- シーリングの劣化による水の侵入
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【施工開始】足場を設置して屋根塗装とシーリング打ち替え




道路沿いのため車に注意しながら、足場をテキパキと設置しました。
まずはスレート屋根をブラウンに塗装しました。ツヤのある美しい仕上がりです。
外壁とひさし、窓サッシのシーリングを新しく






塗装の前に、まずはシーリング(すき間の防水処理)をしっかり直すことが重要です。
トタン外壁は金属板のつなぎ目やサッシまわりなどから水が侵入しやすいため、防水のやり直しが必須です。
シーリング打ち替えの流れ
- 既存シーリングの撤去
古くなったシーリングをカッターで切り取り、完全に除去します。
- マスキング・プライマー塗布
目地周辺をマスキングテープで養生し、下地との密着を良くするため専用プライマーを塗ります。 - 新規シーリング充填
柔軟性のあるシーリング材をたっぷりと充填します。
ヘラでならして密着を確認し、見た目もきれいに整えます。 - 乾燥・養生撤去
シーリングが固まり切る前に、マスキングテープを外して完了です。
外壁はラジカル制御シリコン塗料で塗装


塗装の流れ
①ケレン(下地研磨)
サビの浮きや古い塗膜をサンドペーパーなどで除去します。
ツルツルした部分にも細かい傷をつけ、塗料の食いつきを良くします。
②サビ止め塗装(下塗り)
防サビ効果のあるサビ止め塗料を全面に塗布します。
金属の保護膜をつくり、内部までサビが進行するのを防ぎます。
③中塗り・上塗り(仕上げ)
今回は耐候性・耐塩害性に優れたラジカル制御シリコン系塗料で仕上げました。
重ね塗りすることで塗膜が厚くなり、光沢と防水性がアップします。
「ラジカル制御」とは、紫外線で顔料が劣化する時に発生するラジカルの発生を抑える効果があるという意味です。ラジカルが塗膜劣化の原因なので、ラジカルの発生が少ない=長持ちする、と言えます。
【施工後】劣化が激しかったトタン外壁がピカピカに!




塗装完了後は、トタン表面がツヤを取り戻し、見た目も耐久性も一新されました。
D様には潮風によるサビの再発を防ぐため、5~7年ごとの点検・再塗装と定期的な水洗い(塩分を落とす)をおすすめしました。
潮風や紫外線に強い塗料も多数取り揃えております!


東海住研では、住宅をキレイにするだけではなく今後の汚れや劣化の予防についても力を入れています。
今回使用したラジカルシリコン塗料にはシリコン樹脂が使われており、塗膜が比較的硬くて汚れにくいです。
このため、潮風に含まれる塩分が付着しても、内部まで浸透しにくい構造になっています。
お悩み別に最適な塗料をご提案いたしますので、外装リフォームをお考えの方はお気軽に東海住研までご連絡ください!
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