吉田町A様邸|屋上のシート防水を部分補修し、雨漏りを改善しました
こんにちは。現場管理の桑畑です。
吉田町にお住まいのA様より「屋上から雨漏りしている」とのご相談をいただきました。
お話を伺うと、新築以来一度も防水のメンテナンスをしていなかったそうです。
現場の状態をしっかりと調査し、お客様のご希望に沿った補修工事を行いました。今回は、その様子をお伝えしていきます。
【点検】防水シートの劣化と応急処置の跡を確認




屋上はシート防水仕様でしたが、紫外線と経年劣化で表面が硬くなり、あちこちに裂け目がありました。
A様がこれまで応急処置でシートを重ねて補修されていたようですが、雨水の侵入を完全には防げていませんでした。
本来であれば防水層全体をやり直すのが理想ですが、今回はご予算の都合で「雨漏りを止めるための部分補修」を行うことになりました。
【施工】応急処置で敷かれていたシートを撤去し、板金で下地を補強




まずは応急処置で敷かれていたビニールシートやレンガを撤去し、既存の防水シートをめくって状態を確認。
予想どおり、長年の紫外線と日差しの熱の影響で硬化し、裂け目や穴が多く見られました。


裂けて傷んでいた箇所のまわりに板金を立ち上げるように設置し、補強を行いました。
これにより、新しい防水シートがしっかりと密着できる下地が整いました。
雨水の侵入を防ぐため、板金の継ぎ目やシートの合わせ目はシーリングでしっかりと防水処理しました。
板金補強の役割とは?
シート防水の補修では、下地が傷んでいると新しい防水材が密着しにくく、せっかく貼っても剥がれやすくなることも。
そのため、裂け目のまわりを板金で囲い直すことで、しっかりした固定面をつくり、防水シートの接着強度を高めます。
また、板金の立ち上がり部分が「水返し」となり、シート端部からの浸水を防ぐ役割もあります。
【仕上げ】防水シートとシーリングで雨漏りをストップ!




新しい防水シートを貼り終え、周囲をシーリングで丁寧に固定しました。
裂けていた部分や穴のあった箇所もすべて補修し、雨水の侵入をしっかり防げる状態に仕上げています。
今回の施工は部分的な補修でしたが、しっかり密着させることで防水効果を回復。
A様にも「ひとまず雨漏りが止まって安心しました」と喜んでいただけました。
屋上やベランダは10〜15年ごとの防水点検をおすすめします
今回は応急的な補修でしたが、雨漏りが止まり、A様にもご満足いただけました。
ただし、屋上は紫外線や日差しの熱の影響を強く受ける場所のため、防水層は時間とともに劣化します。
「まだ大丈夫」と思っていても、気づかないうちに水がまわることも。
10〜15年ごとの点検をおすすめします。
A様邸では今後、他の箇所が劣化すれば再発の可能性もあるため、定期点検を続けて状態を確認していきます。
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