藤枝市M様邸|谷板金の穴をカラーステンレスに交換し長寿命化しました
こんにちは。現場管理の桑畑です。
藤枝市のM様より「屋根の点検をお願いしたい」とご依頼をいただき、さっそく屋根の状態を確認させていただきました。
瓦はしっかりしていましたが、雨水が流れ込む谷板金の部分に不具合があり、早めの対応が必要な状況でした。
今回は、古い銅板の谷板金を高耐久のカラーステンレスへ交換した工事の様子をご紹介します。
【点検】谷板金に穴あきが発生していました




屋根を点検すると、谷板金(※雨水が集中して流れる屋根の谷部分に入る金属板)に穴が開いているのを確認しました。
谷板金は雨水が集まりやすい構造のため、屋根の中でも特に傷みやすい場所です。
板金表面に“緑青(ろくしょう)”が広がり、金属が薄くなっている部分が複数見つかりました。
幸い、谷板金の下にあるルーフィング(防水シート)には穴がなく、雨漏りには至っていませんでした。
【緑青(ろくしょう)が穴あきにつながる理由】
緑青は銅板の表面に自然にできる青緑色の膜で、本来は銅を守る“保護膜”の役割があります。
ただし屋根の谷板金部分は雨水が集まるため、緑青に水が触れ続ける環境が整ってしまい、次のような現象が起きやすくなります。
・酸性雨と緑青が反応し、膜が少しずつ溶ける
・緑青が剥がれ、銅の素地が露出
・露出した銅が繰り返し雨に触れ、腐食が進行
・長年の蓄積で金属が薄くなり、最終的に穴があく
昭和期に多く使われた銅板の谷板金で、現在も同じ症状がよく見られます。
【施工】銅板の谷板金を撤去し、カラーステンレスへ交換




谷板金は瓦の下に差し込まれているため、まずは必要な範囲の瓦を一時的に撤去します。
M様邸は土葺きの屋根だったため、瓦を寄せたあと、残った土やゴミを丁寧に清掃。
腐食して穴があいた古い銅板の谷板金を取り外しました。
つづいて、新しいカラーステンレス製の谷板金を設置。
カラーステンレスは耐久性・耐食性ともに非常に高く、酸性雨にも強い素材です。
周囲の瓦となじむよう、落ち着いたブラウン系を採用しました。
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【施工後】見た目も機能も改善し、安心して暮らせる状態に


瓦を元に戻し、周囲の清掃をして施工完了です。
今回のカラーステンレスは適切に施工すれば長期的に安心できる素材で、40年前後の耐久性が期待できます。
M様からは「穴があいているなんて気づきませんでした。点検を頼んで良かったです!」と喜びの声をいただきました。
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屋根の不具合は気づきにくいもの。早めの点検が大切です


屋根は高所にあるため、不具合に気づくのが遅れがちです。
特に谷板金は“屋根の水が集中して流れる部分”のため、劣化が早い傾向があります。
こんな場合は、谷板金の点検を!
・緑青が広範囲に広がり、金属が薄くなっているように見える
※緑青そのものは自然な変色ですが、広い範囲で進行している場合は注意が必要です。
・板金が波打っている、腐食して変形している
・屋根裏や天井にシミが出ている(谷以外が原因のケースもありますが要点検)
気になる症状があれば、どんな小さな点でもお気軽にご相談ください。
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