強風で飛んだ住まいの部位修理ガイド|瓦・カーポート・破風板編

アイキャッチ:強風で飛んだ住まいの部位修理ガイド

強風被害というと、屋根の瓦が飛ぶイメージが強いかもしれません。
しかし実際の現場では、瓦だけでなく、カーポートの屋根材や破風板(はふいた)、軒天、太陽光パネル、倉庫の屋根の波板など、住まいのさまざまな部位が同時に被害を受けていることが少なくありません。

この記事では、強風被害の中でも特にご相談の多い箇所について、「被害の状況」「なぜ被害を受けやすいのか」「どのような補修が考えられるのか」の3つの視点からご紹介します。

目次

強風被害は築年数に関係なく起こります

強風被害は、築年数の古い住宅だけに起こるものではありません。
比較的新しい住宅であっても、風の向きや強さ、立地条件によっては、想像以上のダメージを受けることがあります。

台風や突風の直後は「雨漏りしていないから大丈夫」と思われがちですが、実際には屋根や高所など、目に見えにくい場所で被害が進行しているケースも多く見られます。

瓦のズレ・飛散は雨漏りなどの二次被害につながります

よくある被害の状況

台風強風被害_瓦②

強風被害の中で、最も多く見られるのが瓦屋根のズレや飛散です。
実際の被害例では、瓦がズレて隙間ができている状態や、割れた瓦が屋根の上に残っているケース、さらには瓦が飛散して下地材が露出してしまっている状態も確認されています。

特に注意が必要なのが、下地が露出しているケースです。
この状態では防水機能が大きく低下しており、雨水が直接内部に侵入する恐れがあります。

被害の出方はさまざまで、ズレ・割れ・飛散など複数の症状が重なることもあります。

台風強風被害_瓦③
割れた瓦が屋根上に残っている様子
台風強風被害_瓦16
棟瓦が外れ、内部の漆喰が露出している状態
台風強風被害_瓦5
瓦が飛散し、防水層が露出している状態
台風強風被害_落下した瓦2
落下した瓦が敷地内に散乱している様子

なぜ強風で被害を受けやすいのか

瓦は一枚一枚が独立して載っている構造のため、風の影響を受けやすく、特に台風時には下から吹き上げる風によって持ち上げられる力が加わります。
一見しっかり固定されているように見える瓦屋根でも、

  • 経年劣化
  • 過去の地震によるわずかなズレ
  • 棟部分の漆喰の劣化

といった要因が重なることで、強風時に被害が出やすくなります。

放置すると起こりやすいリスク
瓦の被害でよくある誤解のひとつが、「雨漏りしていない=問題ない」という考え方です。
実際には、瓦の下にある防水層が徐々に傷み、時間差で雨漏りとして症状が現れることもあります。
また、ズレた瓦は見た目以上に不安定な状態になっていることが多く、次の強風や地震の際に被害が一気に拡大する恐れもあります。
被害が小さいうちに対処することで、大掛かりな修理を避けられる可能性もあります。

雨漏りがなくても、下地が露出している場合は早めの点検が安心です

どのような補修が考えられるか

瓦のズレや飛散は、被害の範囲や下地の状態によって、対応方法が異なります。
すべてを大掛かりな工事にしなければならないわけではなく、状況に応じて部分的な補修で対応できる場合もあります。

例えば、ズレが軽度な場合は瓦の位置を調整して固定する補修、割れや欠損がある場合は部分的な差し替え、下地まで影響が及んでいる場合は下地の補修を含めた対応が検討されます。

実際の被害状況によって適切な補修方法は異なるため、現地の状態を確認したうえで判断することが大切です。
強風による瓦被害を補修した施工事例をHPに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

▼瓦屋根のズレ・飛散を補修した施工事例はこちら:焼津市E様邸の瓦補修

サイクルポート・カーポートの屋根材も強風で破損しやすいです

よくある被害の状況

強風被害は、住宅本体だけに限りません。
実際の現場では、サイクルポートやカーポートの屋根材が外れたり、めくれたりしているケースも多く見られます。

屋根材が一部だけ残っていたり、フレームは無事でも屋根材だけが飛散してしまっている状態も珍しくありません。
特に台風や突風のあとには、「気づいたら屋根がなくなっていた」というご相談も多く寄せられます。

なぜ強風で被害を受けやすいのか

サイクルポートやカーポートの屋根材は、軽量な素材が使われていることが多く、構造的にも風の影響を受けやすいのが特徴です。
また、屋根の面積が広いため、強風時には風を受け止めやすく、風が下から吹き上げることで屋根材が持ち上げられ、固定部分に大きな負荷がかかります。

一見しっかり取り付けられているように見えても、経年劣化による固定部材の緩み、過去の強風によるわずかな変形といった要因が重なることで、被害が出やすくなります。

放置すると起こりやすいリスク
屋根材が飛散すると、車への損傷や近隣住宅への被害、通行人への危険といった二次被害につながる恐れがあります。
また、「とりあえず戻して固定したから大丈夫」と、応急的な処置のまま使用を続けてしまうケースも少なくありません。
しかし、その状態で次の強風を受けると、思わぬ事故につながる可能性があります。被害が小さく見えても、安全面を考えると早めの確認が重要です。

どのような補修が考えられるか

サイクルポート・カーポートの補修方法は、屋根材の破損状況やフレームの状態によって異なります。

例えば、
・屋根材のみの部分交換
・劣化が進んでいる場合の屋根材全面張り替え
・固定方法の見直しや補強

など、状況に応じた対応が可能です。

実際の被害状況を確認したうえで、安全性を重視した補修方法を選ぶことが大切です。

破風板は強風の影響を受けやすい場所です

よくある被害の状況

台風強風被害_破風板1

強風被害で意外と多いのが、破風板(はふいた)の破損です。
破風板は、屋根の端部に取り付けられている部材で、屋根内部に風や雨が吹き込むのを防ぐ役割を担っています。
外壁よりも外側に位置するため、風や雨の影響を受けやすいのが特徴です。

実際の現場では、
・表面材が剥がれて木部が露出している
・固定部分が外れて板が浮いている
・一部が飛ばされてしまっている
といった状態が見られます。

なぜ強風で被害を受けやすいのか

破風板は、建物の形状や風向きによっては、強風を真正面から受けやすい位置にあります。
そのため、台風や突風の際に風圧が集中し、大きなダメージを受けることがあります。

また、経年劣化によって塗膜や下地が弱っていると、強風をきっかけに一気に破損が進行するケースも少なくありません。

放置すると起こりやすいリスク
破風板の被害は、下から見上げないと気づきにくいのが特徴です。
そのため、被害に気づかず放置され、雨水の侵入や木部の腐食が進行してしまうケースも少なくありません。

破風板や軒天まわりの被害は、表から見える部分だけで判断するのが難しいこともあります。
「どこから雨水が入っているのか分からない」という場合は、雨漏り調査で原因を確認してから補修方法を検討することで、無駄な工事を防ぐことにもつながります。

どのような補修が考えられるか

破風板の補修方法は、劣化や破損の程度によって異なります。
例えば、上記の写真のように表面材が剥がれている程度の被害であれば、塗装や部分補修で対応できる場合もあります。
一方で、木部の露出や浮きが大きく、劣化が進んでいる場合は、部材の交換が必要になるケースもあります。
被害が軽いうちに点検・補修を行うことで、修理の選択肢が広がります。

実際にどの補修方法が適しているかは、現地の状態を確認したうえで判断することが大切です。


屋根まわりの付帯部は、破風板以外にも板金部材など、似た条件で補修が行われるケースがあります。
以下の施工事例は、破風板補修と同様に、風や雨の影響を考慮した対応が行われています。


▼ 屋根まわりの板金補修を行った施工事例はこちら:吉田町・O様邸破風板補修工事▼

波板・太陽光パネル・外壁なども強風被害を受けやすい部位です

強風被害というと、瓦屋根のズレや飛散を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実際の現場では、屋根以外のさまざまな部位にも被害が及んでいるケースが多く見られます。ここでは、特にご相談の多い代表的な被害例をご紹介します。

波板の被害

波板屋根は、物置やテラス、サイクルポートなどに多く使われており、軽量な素材である分、強風の影響を受けやすいのが特徴です。

固定部分が経年劣化している場合、強風によって波板がめくれたり、外れて飛散したりすることがあります。
飛ばされた波板が、近隣の住宅や車、人に被害を与えてしまうなど、二次被害につながるリスクもあるため注意が必要です。

一見すると部分的な被害に見えても、固定金具の劣化が進んでいる場合は、他の箇所も同時に傷んでいる可能性があります。

太陽光パネルの被害

台風強風被害_太陽光パネル1

太陽光パネルが設置されている住宅では、強風によってパネル本体や架台部分に影響が出るケースもあります。

特に多いのが、パネルを支える固定金具や架台部分のズレです。
外見上は大きな異常がないように見えても、ズレが生じることで発電効率の低下や、雨水の侵入につながる恐れがあります。

太陽光パネルの被害は、地上からでは判断しにくいため、強風後には専門的な点検が重要になります。

外壁・軒天など建物まわりの部位にも注意が必要です

台風強風被害_外壁

強風時には、飛来物や強い風圧によって、外壁にひび割れや浮き、剥がれといった被害が発生することもあります。
外壁の傷みは、見た目では小さな変化に見えることもありますが、そこから雨水が侵入すると、内部の下地材や構造部分の劣化につながる恐れがあります。

強風による被害は、軒天(のきてん)のような見えにくい部分にも及びます。
軒天は屋根の裏側にあたり、普段の生活ではあまり意識されることのない場所です。

しかし、外壁や軒天は強風によって外れたり、めくれたりすると、
・雨水の侵入
・湿気による劣化
・落下し、人や物に被害を及ぼす
といった問題が発生する可能性があります。
被害を放置すると内部への影響も出やすいため、早めの確認が安心につながります。

このように、強風被害は住まい全体のさまざまな部位に影響を及ぼす可能性があります。
一箇所の被害が見つかった場合でも、「他は大丈夫」と決めつけず、住まい全体を視野に入れて確認することが、被害の拡大を防ぐポイントです。

以下は、屋根まわりの雨漏りを伴う補修を行った施工事例です。
雨水の侵入が進行していた部位の補修を行い、軒天まわりも合わせて対応しています。

▼屋根・軒天まわりの雨漏り補修事例はこちら:焼津市A様邸|谷樋板金・軒天の補修▼

台風・強風前に確認しておきたいポイント

強風の前にチェックしましょう

強風による被害は、台風が過ぎ去ったあとに対応するだけでなく、事前にできる対策を知っておくこともとても大切です。
すべての被害を防ぐことは難しくても、ちょっとした意識や確認によって、被害を最小限に抑えられる場合があります。

屋根・屋根まわり
・瓦のズレや浮きがないか
・破風板や軒天にめくれ・隙間がないか
※地上から見える範囲だけでもOK

付帯設備(カーポート・物置など)
・屋根材がしっかり固定されているか
・飛ばされそうな物が周囲に置かれていないか

台風後を想定した行動
・どこを確認するか事前にイメージしておく
・「どの状態なら相談するか」を決めておく

台風前は何かと慌ただしくなりがちですが、「台風が来る前に一度住まいを見回す」という意識を持つだけでも、被害への備えになります。
台風対策というと大掛かりな準備を想像しがちですが、日頃から住まいの状態に目を向けておくことが、結果的に安心につながります。

強風被害と火災保険について知っておきたいこと

強風や台風による被害は、契約内容によっては火災保険の補償対象となる場合があります。
ただし、すべての被害が対象になるわけではなく、補償の可否は契約内容や条件によって異なります。
火災保険の適用については、ご加入の保険会社や保険証券の内容を確認し、不明な点は直接保険会社へ相談することが大切です。

強風被害・屋根修理のご相談は東海住研へ!早めの点検で被害拡大を防ぎます

屋根修理

ここまでご紹介したように、強風被害は一箇所だけとは限りません。

強風被害の補修方法は、被害の内容や範囲によって異なります。
すべてを大掛かりな工事にしなければならないわけではなく、状況によっては部分補修で対応できるケースもあります。

瓦のズレであれば調整や固定、破風板の一部破損であれば部分交換、軒天材の外れであれば張り替えなど、被害に応じた対応が可能です。
重要なのは、被害の状態を正しく把握することです。

見た目だけで判断せず、必要に応じて専門業者に相談することで、無駄な工事を避けることにもつながります。
気になる箇所があれば、点検や状況確認から、お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

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