静岡県牧之原市で、瓦屋根の5段棟のズレと漆喰劣化の為、軽量化もかねて乾式棟に取り直し


こんにちは。現場管理の桑畑です。
漆喰が劣化して屋根の上からボロボロと漆喰が落ちてくるという事で、初めは漆喰を打ち直すご依頼でしたが、5段に積み上げた熨斗瓦がズレたままコーキング打ちしていました。コーキングは接着剤代わりにもなりますが、劣化して穴が空いたり隙間が出来てくると却って呼び水してしまいます。








施主様のご意向は、一度コーキングを取り外してズレを直したいとの事ですがコーキングを取り外すと崩れかねない状況だし、軽量化をしたいとの事でしたので一度棟をバラして、漆喰を使わず軽量化になる乾式工法で施工する事となりました。
まずは大量の瓦と土を撤去して土嚢袋に入れて屋根の下に下ろしました。大量の土嚢袋を見て施主様もビックリしていました。その後棟の芯材をを固定する為のステーを垂木に固定しました。頑丈に取り付けられた芯材に土と漆喰で、固定するのではなく乾式面土シートのハイロールを施工していきます。ハイロールは30年前後の耐用年数の軽量化になるシートです。






水が入る隙間が無かった棟に7寸丸を被せて、パッキン付きステンレスビスで固定して行きます。
ビス使用すると年数が経っても熱収縮や振動による固定釘が浮いて中に水が入ることが有りません。パッキンも付いてる為、隙間から水が入る事も有りません。とても耐用年数が長い瓦やハイロールを使っても固定の為のビス穴から水が入り寿命が短くならない様にひと工夫です。








これで施工完了になります。
ありがとうございました。





































